LOVE STORIES
LOVE STORIESは
養親から養子の子への思いを書き留める
書き込み式ノートブック。時に私たちは家族であることに甘えてしまい、
お互いを理解しようとすることを忘れてしまいます。
このノートは養子の子はこれまで受け継がれてきた家族の流れや、
どのようにして自分がこの家に受け入れられてきたのかを知ることで、
知らぬうちに自らが周囲に与えていた影響と
家族の大きな愛情に気付くことが出来ると考えています。
気持ちはきっと、伝わる。
LOVE STORIES
このノートは養親から養親の子へ贈る愛の物語、というコンセプトで作成をしました。
自分のアイデンティティーが揺らいでしまった時、自分が一体何者なのか不安になり立ち止まってしまった時に、立ち上がり一歩を踏み出す勇気となるのはこれまで一緒にいてくれた家族からの言葉ではないでしょうか。
このノートには養子の子が自分の家族のこれまでを知ること、そして自らがこの家に来た時の状況を知ることが出来るような質問を載せています。
養子の子が、受け継がれてきた家族のこれまでを知ることで「家族」というものの移り変わりを、自らがどのように家族として迎えられて来たのかを知ることで、確かにそこにあった愛情に気付くことが出来たら嬉しいと思います。全36ページ 税抜1,400円(別途消費税・送料がかかります)
Concept
LOVE STORIESで伝えたいこと
家族の歴史と移り変わりについて
家族とは時間と共に変化し、共に成長し続けるもの。今の関係が家族関係の答えではなく、また今の関係が恒久的に続くものではありません。
前半部分では養親さんのこれまでや育ってきた家庭について質問をしています。血の繋がりを問わず、家族というものは千差万別な形があり、楽しい思い出や心が締め付けられるような思い出などいろんな感情を含んでいるものであるということを、どの家庭もみんな「家族」なんだということに気付いてもらえたら嬉しいです。
わたしのことについて
養子の子が自らのアイデンティティーを形成する過程において、「出自・自分のルーツ」を避けて通ることは出来ません。これから自身のアイデンティティーを形成していこうとする時に当時の状況、様子について養親から話をしてもらえたら、養子の子は勇気付けられることでしょう。
養子縁組に関する経緯や事実関係は様々な書類で残されていますが、そのタイミングで関係する人にどんな感情の動きがあったのか、わたしが存在したことで周りにどんな変化を与えたのか、感情的な記録は残されてきませんでした。LOVE STORIESでは「感情」の面から養子の子が出自を知れるように工夫しました。
子どもからの質問
LOVE STORIESでは巻末に養子の子が書き込むスペースを設けました。養親から養子の子へこのノートを渡して読んでもらって終わり、ではなくこのノートをきっかけにいろんなことについて、お互いに話をして欲しいと思います。
養子の子にはこのノートを読んで感じたことを書いたり、もっと知りたいと思ったことを質問形式にして書いたり、養親や生みの母への手紙を書いたり、自由に使って欲しいと思います。
Comment
実際にLOVE STORIESを手に取った方からの感想です
養子の子
・親とこのような話をすることを避けてきたので、養親に渡すことができればいいなぁと思いました。どんなことが書かれるか、ドキドキですが、家族と向き合うための一つのツールとして、あるとありがたいなと思います。
・私は、両親の想いなど、こういった情報をほぼ知らないのでこのような形で両親や祖父母などの気持ちが知れたら嬉しいです。私が養子になった時代にも、このような本があればよかったのに、と羨ましく思いました。
・親に回答してもらう間、絶対そうなるとはわかっていたけれど、やっぱり泣いてしまいました。うまく言えないけれど、親孝行した気分になりました。素晴らしいチャンスを下さってありがとうございます。
・たくさん喋った後で、「近所の人も親戚の人も皆、養子縁組を喜んでくれて、お祝いをしたんだ」と言うエピソードを付け足してほしいと言ってきました。良い話が聞けてよかったなぁと思いました。こういう機会があったおかげです。有り難うございました。
養親
・直接的な言葉でのやりとりと異なり、一度文字に起こすクッションを挟むので自分でも感情を整理し、把握することが出来る
・養子の子が書く欄があるのが良いと思う。このノートを子どもが見たらどんな顔をするのかすごく興味があります。
・こういう子どものものと言えば「赤ちゃん」「ピンク」「ハート」というデザインが多い中、それらを感じさせないデザインで家にあっても違和感が無い(養子を連想させる感じじゃない)のが良いし驚いた。
LOVE STORIES
家庭で養子の話はタブーだった、そんな時代をLOVE STORIESは変えていきます